【ギターレッスン】ひらめきと挑戦
2014年10月14日
山根かずき
僕のギターレッスンの生徒たち。
小学5年生の男の子なんですが、いつも2人でレッスンを受けてくれます。
先日僕のFacebookでも投稿したように、
この2人のレッスンをしていると、僕も学ぶことがたくさんあります。
*「えーと、なんだっけ?」と言いながら
ギターでドレミファソラシドを弾いてるところ
大人のレッスンでは大抵の場合、
いわゆる「コード」っていう
指をガッと押さえてジャラーンと弾く奏法にチャレンジしてもらいます。
ところが彼らは指が小さかったり力が足りなかったりで
なかなかうまくいかなかった。
うまくいかないからだんだんイライラしてくるっていうか、
悲しげになってくるんですね(笑)
そこで、まずは「ドレミファソラシド」を弾いてみることにしました。
先週、覚えてくるように宿題を出しておいたので、
今日はスムーズに弾けてましたよ。
それを応用して、今度はドレミ〜で弾ける曲「チューリップ」に挑戦。
しかもTAB譜(=ギターの楽譜)を見て弾くという新しいチャレンジ付き。
これが今日の課題です。
*楽譜を見ながら何回も弾いて練習してるところ
この2人のレッスンを初めて特に実感してるのですが、
課題のハードル設定。
そのさじ加減がとても大事で、
ハードルが高過ぎるとやる気がノッてこないんですね。
「...できねぇ」ってなります。
「...ううう」ってなってきます。
だんだんしぼんでくるんです。
そこでハードルを上手に設定してあげて、
新しい課題でもいままで習得したできること・やれることの続きだと気づくと
「わかった!」という顔になって前向きに取り組み出します。
*急に楽譜にいろいろと書き込みだす2人
先生(ぼく)からはなにもお願いしてないのですが、
「これならできる!」と気づいたことは自分達で工夫してどんどんやり始めます。
これがおもしろいところで、
学びのシーンにおいてもたぶん重要なところだと思う。
既存の知識や経験が新しく結びついて「ひらめいた!」っていうフェーズと、
どうしたらいいか見えず手探りでいろいろ試すっていうフェーズ。
基本はこの2つのフェーズが良い塩梅で順々に来るのがいいのかなと思ってます
(今のところ)。
今回はレッスンの前半ほとんどが前者のフェーズで、
新しい挑戦はひとつだけにしてみました。
2人とも最後までチャレンジしてよくがんばった!!
今後も先生としてコツコツ追求していきたいと思います〜。
ストイックな先生、山根のブログでした!
それではまた〜。