電車に乗るとき

2016年03月23日
山根かずき

どうも、僕です。
今日もひとつ悩み事の話をしたいと思います。
もしかしたら少しデリケートな話かもしれませんが、
この場を借りて綴らせていただきます。


電車に乗って座席に座っているときのことです。
駅に着いて、新たにおじいさんやおばあさんが乗って来ることがありますね。
僕はジェントルマンですから、そういうおじいさんやおばあさんが乗ってきたときは必ず、
「どうぞ」
と言って席を譲ります。
ジェントルマンですから。
素早く行動します。
迷いはありません。


だけどいつも順調にはいかないもの。
ときどき事件がおきるのです。
あ、おばあちゃん乗ってきたぞと思った次の瞬間、
悩みにとらわれます。
「あれ......この人は席を譲るべきかな...?」と。



ときどき迷うんです。
譲るべき年齢なのかどうか。
その判断が絶妙です。
特におばあちゃん。
難しい。
「おばあちゃん...いやおばちゃん......ん?」
その境目の判断が難しい。
ギリギリの判断。
ねぇ、みなさんも難しいですよね?


とは言え僕もジェントルマン。
そこを判断するためのひとつの基準を持ってます。



それは「おばあちゃんの靴」を履いてるかどうか。




くつ.jpg
おばあちゃんの靴



こういう靴を履いてるという点。
これが第一の基準です。


逆に、一見して「おばあちゃん...?」と思えそうな方の中にも、
少しヒールのある靴を履いていたり、
ニューバランスみたいな「がっつり歩くぜ!」的なスニーカーを
履いていたりする方がいらっしゃいます。
こういう方々は僕は「譲らず」の判断をしています。



しかし本当に難しいのはここからです。


足元は「おばあちゃんの靴」をお召しになっている。
だけど、その他の格好がとてもシャンとしてらっしゃる。
キリッとしたコート、若めのファッション、
キレイに整った髪型(しかもおばあちゃんっぽくない)、
背筋もまっすぐで、なんとなく活き活きとしてらっしゃる。
こういう方が目の前に来られたとき、僕は




「え〜〜〜〜!!!!どーする〜〜〜〜!!???」



と叫びます。
心の中で。



だって、仮に「年齢はおばあちゃん」でも、
「まだ見た目は若くいたいです」という方は、
席を譲られるということがもしかしたらイヤな気分にさせてしまうのでは......
プライドを傷つけてしまうのでは......



いやでもおばあちゃんには席を譲るべきだよね。
それは常識だよね。
だってきっと他のお客さんも
「ほらそこの元気な青年よ(←僕)、席を譲ったらどうかね?」
と思ってるよね......!?




などと、考えだしたら止まりません。


一生懸命悩むも、答えは出ません。
ついに悩みはピークを迎え、
苦しみに苛まれる。
これ以上その場にいたくない。
こうなったらもう僕に残された選択はひとつです。




「次の駅でしれっと降りて、隣の車両に乗り移る」



願わくば、僕の座ってた席におばあちゃん(仮)が座ってくれますように。
そう祈りながら...。



結局のところ、
どう判断するのがいいんでしょうね。
14時〜17時頃のゴールデンタイム、
ならぬシルバータイム(=おばあちゃんがよく乗って来る時間帯)に
電車に乗ると少し緊張してしまう僕に、
良いアドバイスがあれば教えてください。


ではまた来週!